「歴史的、伝統的な側面と、科学的な側面、両面の知識をつねに深めておくことが必要だと思うんです」(若林さん)
茂田氏

MANAMI)実は私はかなり乾燥しやすい肌なので、これまでの経験から“オイルフリー”と聞くと「ああ、保湿力が足りないだろうな」というイメージを持ってしまっていたんです。それが、ネスノのファンデーションはオイルフリーなのに使ってみたら「ええ?!これすごくキレイに仕上がるし、うるおってる…!」となって。普通は、ファンデーションを一日中つけていた日って、夜になってメイク落とした後は顔色が悪くなって疲れちゃっている感じなのに。ネスノは朝に感じた乾燥部分の肌のケバ立ちが、夜にメイクを落とした時にはなくなっていて「もう、これしかないでしょっ」って思っちゃいました。

茂田)ファンデーションの開発は、オイルフリーかつ界面活性剤を使わないというのが絶対にゆずれないコンセプトの2本柱でした。それは、メイクものの開発としては非常に無謀かつ大変なことで、試行錯誤がだいぶ長いこと続きました。絶対的に肌に安全なものでなければいけない、というこだわりがありながら、ことメイクにおいては安全性=ゴールとは言い切れない部分がありますよね。使い心地、仕上がりの良さもおさえなければいけないという。そしてメイクをするとクレンジングが必要になる、その肌への負担、つまりマイナスをゼロにするのがスキンケアの重要な役目のひとつですよね。このマイナス幅をいかに小さくできるか、という気持ちで開発しました。

MANAMI)マイナスをチャラにしてくれるスキンケア、マイナスの幅を縮めてくれるメイク、すごく心強いですね。

茂田)そのほかにも、紫外線量は昔よりすごく増えたし、年齢的な衰えもあるし、これらの肌へのマイナスをどれだか出さない設計ができるか、がこれから化粧品メーカーに求められることだと思っています。つけていると素肌が良くなっていくもの、を作らないとダメだなあと思っています。

MANAMI)安心・安全を追い求めるブランドさんは増えてきていますが、メイクものを使ってみて仕上がりに大満足!ということはそうそうなかったんです。肌に負担がなく、ナチュラルな仕上がりで、となるとどうしても薄づきでカバー力が低いものが多くて。メイクアップアーティストの視点からすると、きちんと見せるメイクにはそれなりのカバー力も必要で、その上で自然に見えることを求めています。ネスノのファンデーションは、感触としては確かに薄づきなのですが、毛穴がとてもキレイに隠れたし、ちょっとしたアラをごく自然にカバーできる。安全性にこんなにこだわっているのに、オイルフリーなのに、しかもうるおっている、と目からウロコで、感動したんですよね。

茂田)「オイルフリー、界面活性剤なしでよくこのテクスチャーを出せたね」と、プロの方にはすごく褒めて頂けてるんです。ただ、いわゆるプレストタイプのパウダリーファンデーションやこってり感のあるリキッドやクリームのファンデーションを使ってきた消費者の方には、ちょっと使い慣れないテクスチャーかもしれないです。

MANAMI)化粧品に詳しい人、成分的なことがある程度わかる人間にとっては「すごいな、こういう商品をよく作れたな!」となりますよ、これは。

茂田)すごくうれしいですね。まだ自分達ではネスノのメイクアイテムの魅力を伝えきれていないかな、と思っていたので。 ちなみにMANAMIさんご自身の肌は、肌タイプでいうと“乾燥肌”なのでしょうか?

MANAMI)ものすごく乾燥肌、で敏感肌でもあります。昔、肌を分析してもらう機会があって、その時にはターンオーバーが早過ぎる肌といわれました。実際、化粧品がしみてしまうことはわりとありますね。

茂田)皮膚が薄い、角質層が薄くなりやすいタイプは、確かにうるおいが逃げやすく乾燥を感じたり、刺激も敏感に感じますよね。とはいえ、新製品などを試さなきゃいけない機会もたくさんあるのでは?

MANAMI))そうですね。大変ですが、たくさん試してきたおかげで、いろんなものの善し悪しがわかるようになり、TPOに合わせた使い分けなどを学べました。最近は、モデルさんやタレントさんでも、アレルギーが出やすい方が本当に多いので。自分の中でこれは敏感肌の方でも大丈夫と思えるもの、超乾燥状態でもすぐにうるおうもの、など各種そろえる体制が確立しましたね。

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