「若林さんのレッスンは薬効の解説がわかりやすく、予想以上にサイエンティフィックな解説で驚きました」(茂田)

茂田)安全な化粧品を作ることへのこだわりって、開発者として追究していくとキリがないところではあるのですが、時折「世の中の人は本当にこれを求めているのか?」っていう思いが湧いてくることがあります。

茂田氏

MANAMI)それは、すごく求めてます!茂田さんが開発者としてそういった想いを抱かれているのと同じで、私も使う側の人間としてつねに細心の注意を払いたいと思っています。芸能のお仕事で、モデルさんやタレントさんに私が使った化粧品でトラブルが起きるということは、あってはいけないとメイクアップアーティストとして思います。一般の消費者の方の手に商品を届けるにあたって、安全性にこだわり抜きたい、という想いはとっても大切で重要だと思います。

茂田)化粧品の安全性の評価の基準は、最近になって本当にいろいろな評価の基準というのが出てきているんですよね。ただ、「安全性について協議しましょう」と皮膚科の先生や大学の研究者の方、大手化粧品企業のOBの方が集まって協議した時に辿り着く結論というのは結局のところ“統計学”なんです。これまでの歴史の中でどれだけ多くの人が、その原料が使われている商品を使って、どれだけの人がトラブルを起こし、どれだけの人が起こさなかったか、というところで落ち着く。日本の大手メーカーはもう動物実験はしないと、動物実験廃止宣言をしたという現状もある中で、もはや安全な原料かどうかを試すには人の肌で試すしかない時代になっているんです。

MANAMI)もはや治験しかない、というところに来ているんですね。

茂田)そうなってくると、大手の化粧品メーカーさんなどは過去に実績があるもの、確信が持てる成分を使用していることが多いように思いますね。ヒットを狙いたいと思うこれからのメーカーが、話題性先行で飛び道具的に新しい成分を使う、使わざるをえない状況はちょっとリスキーだなと僕は思っています。安全性を評価されてきた日本ですら、この10年くらいで、小麦アレルギーや白班といったトラブルも起こったわけで、それを予測できたか、というと難しいわけですよね。そういう意味では温故知新というか、古いものをもう一度見直し、大事にしていく時代に入ったように思います。これは消費者のみなさんにもちゃんと伝わっていくといいなあ、と思うことですし、僕が化粧品を作る上での課題ですね。ネスノは取り立てて新規的なもの、画期的なものを使うということはあまりしない、あえてしない、そういう意味でトラブルの報告はこれまでほとんどないんです。

MANAMI)それってすごいことですよね。

茂田)クレームの電話は、年に1回あるかどうか?というレベルです。それも成分とか肌への作用ではないことだったり(笑)。安全性の高いものを使った時のベネフィットは、違和感がないということでもあるので、そこまではっきりと感じられないものなのかもしれません。でも、安全じゃないものを使ってトラブルが起こった時のデメリットは、心身ともに相当なダメージですよね。だからこそ、化粧品選びにあたり、肌への安全性の行く末について、1人でも多くの人がもっと意識が向けてくれたらなあ、と思うんです。

MANAMI)お世辞ではなく、本当に私の周りでネスノのサンプルを使った方々が現品を買ってリピートしているんですよね。タレントさんにしても、美容家さんにしても。

茂田)少し前にMANAMIさんご結婚されて、その結婚式の披露宴のおみやげにネスノのサンプルセットを入れさせていただいたんですよね。

MANAMI)そうなんです。そうしたら、知り合いのメンズのモデルの男の子はすでにユーザーだったんです。「これ、持ってます!ちょうど切れそうだったんです」と言われてびっくりしたり。私は芸能事務所も経営しているのですが、所属しているタレントが気がついたらネスノの現品のファンデーションを持っていて。それどうしたの?と聞いたら「サンプルのファンデーションを塗って撮影会に行ったら、すごく肌キレイだね、と褒められたのですぐ買っちゃいました」って。

茂田)MANAMIさんとお知り合いになった最初のきっかけは、台湾関連のイベントだったんですよね。

MANAMI)はい。私はメイクの本を何冊か出しているんです、茂田さんは化粧品開発に携わっているんです、ということで。ネスノのファンデーションを触らせて頂いた時は「なにこれ、すごく良い!」というのが第一印象でした。もちろんスキンケアもとても良さを実感しましたし。

茂田)ありがとうございます。

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